C.J.PRESS RELEASE

プレスリリース

TOP -> 2016/5/24 ユキヒーロープロレス メカ・エルビスコレクション
ミラクルファッション × 最新型ロックンロール!
[ご応募受付期間] 2016年5月24日(火)00:00〜2016年6月30日(木)23:59
ユキヒーロープロレス 手嶋幸弘様 × サイバーニュウニュウ メカ・エルビス様
――ユキヒーロープロレスのブランドコンセプトは「誰かのヒーローになれる服」ということですが、どういう経緯でスタートしたんですか?

手嶋 小さい頃からとにかくプロレスが大好きだったんです。プロレスラーのコスチュームを作りたくて、まずはスタイリストのアシスタントから始めて。
   2012年に新人デザイナーファッション大賞というコンテストに僕の作品が選出されて、本格的にブランドを立ち上げることになりました。

――昨年10月、東京コレクション初参加の際は「ユキヒーロープロレス+サイバーニュウニュウ」というタッグで広く話題を集めました。


手嶋 円谷プロさんのイベント(「『円谷プロダクションクリエイティブジャム50』」にコラボレーションで参加した際、
   担当の方から赤司さん(赤司竜彦/メディコム・トイ社長)を紹介していただいて。それでサイバーニュウニュウというバンドのことを初めて知ったんです。
   僕はそれまでプロレスの入場曲以外ほとんど音楽を聴いたことがなかったので“メカ・エルビスって何だ!?”と衝撃を受けて(笑)。

メカ・エルビス ちょうどサイバーニュウニュウが再起動するタイミングと重なったんです。
        それで何か一緒にできたらおもしろいですねって話になって、手嶋さんの方から「今度サイバーニュウニュウをテーマに服を作るので、
        ショーの音楽を担当してくれませんか?」とおっしゃってくださって。

手嶋 でも、いまだに僕にとっては“謎”なんです。赤司さんからいただいたメカ・エルビスのソフビ人形を実家に飾っていたら、
   両親から「これ、エルビス?」って聞かれて「いや、メカ・エルビスだよ」「メカ・エルビスって何?」「…………」。全然説明できない。
   テーマの参考にしたくて「メカ・エルビスさんの衣装、どうやって作ったんですか?」と訊ねても「廃材から拾ってきた」と言われて(笑)。
   結局「サイバー」だからわかりやすく全身を光らせて、ゴミを拾ってきたというコンセプトに寄せて毛糸の通常使わない部分をあしらったんです。

――それが今回C.J. MARTで発売されるキングメカ・エルビスジャケットとパンツですね。

メカ・エルビス ユキヒーローさんのインタビュー記事を読んだんですけど、
        最初のプロレス体験はおじいさんに連れて行ってもらったそうですね。

手嶋 はい、7歳のとき無理矢理連れて行かれて。リングサイドで観ていたら悪役レスラーが僕の目の前で乱闘を始めたんです。
   それで怖くて泣いていたら、椅子で殴られていた相手のレスラーが僕の頭を優しくポンと叩いて「大丈夫だよ」って。
   そのままリングに上がって行く姿を見て"うわっ、かっこいい!"と思って。
   それがウルティモ・ドラゴン選手です。
   あのとき以来、僕にとってのヒーローとは悪役にやられてから立ち上がって逆転勝利する存在なんです。

メカ・エルビス その気持ちわかるなあと思ったんです。僕にとってのヒロイズムとは負け様なんです。
        漫画でいうと『あしたのジョー』の矢吹丈。ジョーのかっこよさって、どう考えても負けっぷりなんです。
        最後の試合もホセ・メンドーサに判定で敗れるじゃないですか。
        当初、原作の梶原一騎さん(クレジットは高森朝雄名義)は丹下段平がジョーに
        「お前は勝負には負けたけど、ケンカには勝った」と言って終わるつもりだったんです。
        でも、ちばてつやさんがどうしても納得できなくて、あの真っ白に燃え尽きる最終回になったんです。




手嶋 えーっ、なんなんですか一体? メカ・エルビスさん、いろんなこと知りすぎててホント謎すぎる(笑)。
   レプリ・シンさんにしても男前だし、ショーの映像お願いしたらめちゃくちゃすごいのを作ってくれるし、この人たちかっこいいなと思って。
   知りたいけど知りたくない、不思議なグループですよね。

メカ・エルビス 僕は逆に手嶋さんのことをもっと知りたいです(笑)。
        音楽とか関係なく、バックグラウンドがプロレスのみで服を作っているというのはおもしろいし、初期衝動だけでずっとやっきてるわけじゃないですか。

手嶋 それは興味を持って声をかけてくれる人たちのおかげです。
   初期衝動という意味では、僕「べガスのエルビスのなりたい」と「鎮痛剤でポン」(アルバム『未開派野郎 』に収録)の2曲が大好きなんです。
   こんな風に自分も勢いだけで服を作ってみたいなと思って。

メカ・エルビス ああ、確かに「鎮痛剤でポン」は当時の勢いだけで作った曲ですね。
        それまで僕ら、黒いスーツ着て帽子被ってブルース・ブラザーズみたいな格好して音楽活動をやってたんですけど、
        ある日突然レプリ・シンくんが「バンド名をサイバーニュウニュウにしよう」と言い出して。『未開派野郎』はそれまでの曲は全部やめにしようって、
        3日ぐらいで一気に作った新曲オンリーのアルバムなんです。
        そのときシンくんがドラム担当と僕に考えてくれた新たな芸名が、フラストレーション為五郎・為男ですよ(笑)。

手嶋 あはは!



メカ・エルビス 僕は為男だけは絶対嫌だったから自分でキャラクターを考える際、
        ロックンロールの創始者エルビス・プレスリーをひとつのアイコンとして思いついたんです。
        それが「サイバー」という言葉とくっつくには機械化されていた方がいいだろうと。
        僕らの世代って、メカゴジラとかメカニコングとか機械化されたものには「メカ」を付けるんです。
        そこから友達に頼んでマスクを造型してもらって、「ひとりラスベガス」というコンセプトで電飾も派手にして。

手嶋 そういうことだったんですね。
   その話を聞いていたら「ひとりラスベガス」からまた違うデザインも考えてたかもしれないですけど、
   CDを聴いた段階で、これは勢いでいくしかないなと思って。

メカ・エルビス それで正しかったと思います。僕らのこと、よく理解してもらって。
        そういう意味でも正真正銘のコラボですね。

――メカ・エルビスのキャラクターがプリントされたテキスタイルのアイテムも発売されます。

手嶋 これはガンガン洗濯しても色も褪せない、耐久性に優れた軽量のアウトドア用生地を使っています。
   海外の展示会でもメカ・エルビスのキャラクターを見た人はみんなかわいいねって、めちゃくちゃ評判いいんです。
   ただ、うまく説明できない。この人たちの音楽ってメタル? ロック? R&B? ヒップホップ? ボーカロイド? 
   どれも違うし、俺には音楽的なことはわからない。でも、聴いててすごいなこの人たちっていうのは伝わってくる。
   その気持ちをまんま表現したものです。

メカ・エルビス このテキスタイルも初めて見たときから好きですね。

手嶋 今度7月にパリで行われるジャパンエキスポでも再びサイバーニュウニュウさんと一緒にショーをやらせてもらうんですけど、
    去年の東コレで時間がなくてできなかったことも今度こそ実現させたいと思っています。
   サイバーニュウニュウさんと出会ってから、本当にいろんな人とつなげてもらってるんです。
   先日もタワーレコードさんでこのテキスタイルの服を展示していたら、
   ひとりの男性が来て「これ、エルビス?」「違います、メカ・エルビスです」っていつものやりとりをしていたら、
   その人がエルビス・プレスリーの国内での版権を持ってる会社の社長さんだったんです。

メカ・エルビス ええ──っ? 大丈夫でした? 怒られなかった?

手嶋 全然です。すごくかわいいねって気に入ってくださって。

メカ・エルビス ああよかった。ギャグが通じたようで(笑)。

手嶋 なので僕も「メカ・エルビスとエルビスのコラボTシャツを作ってタワーレコードで売りたいです」ってお願いしたんです。
   できるかどうかわからないですけど、なんとか実現できたらいいなと思っています。



メカ・エルビス

1989年~1992年まで20世紀サイバーニュウニュウでギタリスト、ボーカル、コンポーザーとして活躍。
ライブ中の不慮の事故で1992年のバンド活動休止後は主に映画音楽の製作を中心に活動し、これまでに数百本の映画の劇伴を製作。
2015年、新世紀サイバーニュウニュウとして23年振りに活動を再開し、本年、実に25年振りのニューアルバムを発売予定。
6月24日にNY@BRICK+デジタルダウンロードカードが封入された最新型パッケージ"Without Love" "伏線回収トポロジー"がリリース。

サイバーニュウニュウ公式チャンネル
2015年10月14日東京コレクション 
ユキヒーロープロレス+サイバーニュウニュウ https://www.youtube.com/watch?v=Tt1hq7yWq3M
手嶋幸弘

プロレス、ファッション、ヒーロー、そのどれもが持ち合わせている『魅せる』という力。
それら全てを融合し人々を魅了する。「誰かのヒーローになれる服」をコンセプトにしているアパレルブランド ユキヒーロープロレスデザイナー。
円谷プロダクションや、キン肉マン、プロレスラー、タワーレコードなどジャンルを問わず数々のコラボレーションも積極的に行っている。
プロレス、ヒーローをモチーフにした斬新なデザインで2012年、2015年にはtokyo新人ファッション大賞にも選出され、
フランス・パリのショールームでも取り扱われるなど、国内外で展開を広げている。