プレスリリースTOP -> 2016/4/24 BE@RBRICK カリモク CRACK PAINT 400% |
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[ご応募受付期間] 2016年4月24日(日)00:00〜2016年5月31日(火)23:59 | |||||
開発を御担当頂いたカリモクの池田様にお話をお伺いしました。
――INDIGO PAINT、ローズウッドと続く塗装シリーズですが、今回はなぜクラック塗装を選んだのでしょうか?
今回は、塗装技法の素晴らしさと言いましょうか、とにかく優れた塗装表現にチャレンジしてみました。 木製家具などに用いられる塗装技法を皆さんに知っていただき、楽しんでもらいたいなと考えました。 今までとは異なる着眼点での挑戦になります。 ――クラック塗装って?という方もいらっしゃると思いますので、簡単に教えてください。 簡単に言いますと、新品なのにアンティーク風の味わいを出すことが出来る塗装技法のひとつになります。 長い期間使われてきた家具は、経年変化で塗装が劣化してヒビ割れ(クラック)が起こったりします。 アンティーク家具にはよく見られる現象です。 アンティーク家具の世界では、このようなクラックの入った見た目が、 長く使われてきた歴史の証として、その価値をさらに高めていることがあります。 今回は、新しく製造するBE@RBRICKに、クラック塗装を施し、味わいのあるアンティーク風な仕上がりを再現しています。 ――クラック塗装にあたり苦労した点などあれば教えてください。 クラック技法の、クラックの大きさや割れの幅などは、塗装工程の中でジワジワと現れてきます。 これは、温度や湿度や塗料の量などが関係して偶発的に発生するものだとわかりました。 「今回はかなり手強いぞ」と、塗装職人からのひとこと。 いくつかの試作品を見比べると、クラックのあるものとないものが混在していました。 これでは商品としての期待を裏切ってしまうということで、塗装テストを何度も重ねました。 最後には、塗装職人もクラックの再現をある程度コントロールできるようになり、 個体差はあるものの、充分納得できるものに仕上がっています。 ――今後ベアブリックにこんな塗装をしてみたい、塗装方法はありますか? 機会があれば、「うるし塗装」のBE@RBRICKに挑戦してみたいですね。 メディコム・トイさんは日本の会社ですし、この木製BE@RBRICKを手がけさせていただいているカリモクも日本のメーカーです。 さらに「うるし」は、英語で「JAPAN」と呼ばれることもある日本を代表する塗装でもあるんです。 いつか実現させてみたいですね。
――このベアブリックを手に取るのを楽しみにしている方々へ、メッセージをお願いします。
皆さんがあまり普段見かけることのない塗装表情だと思います。 様々な条件によって偶発的に再現されるこの塗装は、まったく同じ表情のものを作り出せません。 ですから、手にできるものは世界でひとつのものになります。楽しみにしてくださいね。 カリモク マーケティングセンター
新規事業プロジェクト 池田令和
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