プレスリリースTOP -> 2015/11/24 YOSHI SUGAHARA CANVAS ART THEATER act.1 「BRUCE LEE」 |
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(C) Bruce Lee Enterprises, LLC.
All Rights Reserved. Artwork by Yoshi Sugahara YOSHI SUGAHARA CANVAS ART THEATER act.1 「BRUCE LEE」 「The Jeet Kune Do Man」Remaster 2015(ジークンドーマン) 「His Real Face」Remaster 2015(リアルフェイス) 「The Yellow Faced Tiger」Remaster 2015(黄面虎) |
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[ご応募受付期間] 2015年11月24日(火)00:00〜2015年12月31日(木)23:59 | |||||
作成を御担当頂いた菅原様にお話をお伺いしました。
――ブルース・リー生誕75周年を記念してということですが、"ばさら"初の公式リリースとしてこの3作品を選ばれた理由を教えてください。
自分にとって<ブルース・リー>は、本当に特別な存在です、小学生の頃からずっと。 人生の道しるべとして、これまで様々な状況下で物事を整理し、判断するための力を与えてくれました。 もし彼に出会っていなければ、私の人生はまったく違うものになっていたと思います。 この3種のアートワークの内容-<彼の創始したジークンドー哲学><α波を感じさせる目つきと表情><カリスティックとトラックスーツ>は、 たしかにどれもブルース・リーを象徴する重要なエレメントです。 ただ、この3作品であることよりも、私にとってはブルース・リーであるという事が重要だった。75歳の誕生日にこうしてリリースできることを心から嬉しく思っています。 ――ブルース・リーエンタープライズ公認絵師としても有名ですが、どういった経緯でなられたのでしょうか? 2007年の夏にシャノンさんが来日され、六本木で公式イベントが開催されたのですが、 その際のメインビジュアルに私のアートワークを採用して頂くことになって、それを彼女にとても気に入って頂いたことがキッカケでした。 とても光栄なことなのですが、でもそれだけじゃなくて、同時に責任の重さも感じています。 ――菅原様の作品というと、この独特且つ繊細な水彩画タッチのイメージですが、そのスタイルはいつ頃から確立したのでしょうか? また影響を受けたアーティストなどはいますか? それは勿論ブルース・リーです。ジークンドー哲学を自分なりの解釈でアートワークにスライドさせています。 だから、仕上がりのタッチは結果的なものであって、制作過程においては常に<フォームレス・フォーム><スタイル無きスタイル>が基本的なスタンスです。 そういった意味では、画材やテクニックが優先されることもありません。 完成状態がある程度似通ってしまうのは、私の資質によるものですから、意図したものではないんです。 ――架空の映画チラシをコンセプトにした、フェイクチラシシリーズを始めたきっかけはなんですか? いつも新しい表現形態には興味があります。それはとくに、技術的なことよりもアイディアに対する気持ちのほうが圧倒的に強い。 映画チラシというものは<宣材>であって、チラシそのものがメインになることはないわけです。 あくまで映画の存在や面白さを伝えるためのコマーシャルですから。だからここでは、その構図をひっくり返してみたんです。 <宣材>のためだけにわざわざイラストレーションを描き、コピーを考え、B5サイズのスペースに構成する。 架空の文字情報を掲載し、必要とされないものをわざわざ制作するという、このバカバカしさに面白みを感じたんですね。 映画チラシは、長い歴史の中でサイズ、存在スタイルが同形のまま維持されてきた、いろんな意味で完成されたコレクション・アイテムであるといえます。 完成されているということは、つまりパロディの対象としてとても適しているということですから、そういう意味でも理に適っていたわけです。 まあ、こんなものは他にはないだろうというのが、発想の根本ですね。 メディコム・トイの赤司社長が一番最初に理解してくれて、発表の場を用意してくれたことがキッカケになりました。 ――ヒーローものの作品が大多数を占めていると思いますが、幼少期に憧れていたなど、何か理由があれば教えてください。 私が幼少期を過ごした1970年代というのは、歴史的にみて実はとても個性的な時代でした。 子供だった私たちを取り巻く環境の中では、児童向けテレビ特撮映画が、特筆するほどたくさんあったこともその一つです。 放映番組の数からみても、こんな時代は他には見当たりません。ブラウン管の中では、数々の変身ヒーローが様々な哲学を体現していました。 私はここで、とても大切なものを受けとったと思っているんです。人間が生きていく上で必要な、そしてとても重要な<概念>を学んだといってもいい。 私にとってのアート表現には、この時代を過ごした者のひとりとして、セイムジェネレーションには<共通言語の再確認>を、 そしてニュージェネレーションには<次世代への橋渡し>をといった気持ちがあります。 ヒーローに関わる作が多い理由は、私自身がこういったバックグランドを持った人間としての<必然性>をとくに意識しているからかもしれません。 ――今回のCJ MARTの取り組みについての感想を、また本商品についてのこだわりを教えてください。 以前から、キャンバスをフォーマットとして、<自由なサイズ>を獲得したいと思っていました。 パッケージにとらわれることがなければ、それぞれの<絵>が持つコンセプトに合わせた大きさで見てもらえるわけです。 絵に限らず<大きなサイズで再現されて初めて意味を持つものがある>というフレーズには、ある種の確信があります。 CJ MARTを通じて、そんな私のコダワリが今回のタイミングで具現化出来たことにエキサイトしています。
――今後の予定、展望など教えてください。
本プロジェクトの実現に、今はまだ興奮状態ですから、先の事は考える余裕がありません。 しかしながら<縁>や<流れ>の中で、今後もし幸福な出会いがあればそれはとても嬉しいことです。 2015年11月 菅原芳人/YOSHI SUGAHARA
HERO視点を軸に、フィギュア箱、 映像&音楽ソフトのジャケットなどのフィールドでイラストレーション制作を行なう。
1998年より、タイムハウス-メディコム・トイ社のRAH220シリーズ、RAH-DXシリーズのフィギュアパッケージを継続して手掛けている。 特異な仕事に、架空の映画チラシをコンセプトにした フェイクチラシ・シリーズなどがあり、 商品封入の他、宇宙船や特撮エースなど計4誌をまたいで連載。 また、2007年より(株)バンダイにて、ブランド 『菅原芳人計画』を展開中。 Tシャツ、MA-1ジャケット、アロハシャツの他、iPhoneカバーなどの商品をリリース。 一方、世界初の「ブルース・リーエンタープライズ社」の公認イラストレーターとしても知られ、 ブルース・リー財団日本支部の常任理事でもある。 スタジオばさら主宰。 オフィシャルサイト『SUGAHARA VOX』 https://www2.tbb.t-com.ne.jp/yoshi.sugahara/ |
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ブルース・リー財団日本支部・最高顧問 中村 頼永様より推薦文を頂きました。
ブルース・リーが地球上に生まれてから75年が経った。
今なお、全世界で人種性別年齢を超越して愛され続けているブルース・リー。 そのブルース・リー生誕75周年を記念したセレブレーションに相応しいオフィシャル・アート商品が登場! このアートを手掛けたブルース・リーエンタープライズ公認イラストレーターの菅原芳人は、 ブルース・リー財団日本支部の常任理事であり、 私の長年の盟友だ。 菅原芳人が描くブルース・リーの特筆すべきところは、写真として存在しない姿のブルース・リーをどこも誇張描写することなく、 顔、身体的特徴、そして佇まいまでも、 "まんまブルース・リー"に描けること。 そしてもう一つ、私を惹きつけてやまないのが、単に激似であるだけでなく、 その描写手法が極めてブルース・リー創始の格闘芸術"ジークンドー"的であるということだ。 それは、しつこく塗り重ねられた筆で姿を作るのではなく、 むしろ逆に筆数を削り取って姿を浮き出す高等テクニック。 この洗練された"シンプルさ"が私の心を刺激する。 ジークンドー哲学を研究し、ブルース・リー愛に満ち溢れた菅原芳人ならではである。 そんな菅原芳人の軽妙洒脱なイラストレーションが、原画の筆致を忠実に再現されたキャンバスジークレーで鮮やかに登場!
この記念アートは、自分の生活する空間に是非とも飾りたい逸品だ。 (文中敬称略) 中村 頼永
ブルース・リー財団日本支部(最高顧問) USA修斗協会(SHOOTO) |