プレスリリースTOP -> 2015/11/14 TIT WIZARD PLUSH |
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(C) 2015 Todd James All Rights Reserved.
TIT WIZARD PLUSH |
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[ご応募受付期間] 2015年11月14日(土)00:00〜 | |||||
作成を御担当頂いたTodd James様にお話をお伺いしました。
――NANZUKA galleryでの2度目の新作個展はいかがでしたか?
反応がとてもポジティブで、東京を楽しめました。展示された作品のセレクションが良く、それらを選ぶ過程も楽しめました。 友人たちは東京のどこで個展が開催されているのか分からず、最終的にはたどり着きました。 世界の十字路として良い場所だと思います。 ――あまり立体物の商品化がされていないかと思いますが、なぜ今回3Dに、しかもプラッシュにしようと思ったのでしょうか? また、なぜTIT WIZARDを選んだのでしょうか? たまに立体物や作品に関連した商品を作りますが、とても楽しいです。 立体物を完成させるのには時間が掛かります。Tit Wizardはプラッシュであるべきだと思いました。 プラッシュは楽しいものです。ハグしたり、一緒に寝たり、一緒に生活したり、顔を埋めたり。 プラッシュは子供のためのものが多いですが、これはみんなのためのものです。 遊ぶために柔らかくする必要がありました。Tit Wizardはみんなが必要なものです。 朝食のシリアルにミルクを注ぐ時や、辛い時に頭を休ませる時にTit Wizardが助けてくれます。Tit Wizardはマジックです。 私たちの生活にはミステリーと愛が必要です。Tit Wizardはサプライズとミルクで溢れており、みんなの成長を手助けします。 ――商品についてのこだわりや、立体物になった感想を教えてください。 髪の毛はドールヘアではなく、織り糸でないといけないと思っていました。 適切な柔らかい素材と大きなグラスアイにこだわりました。出来上がった立体物を見た時はびっくりしました。 Tit Wizardを見た全ての人が彼に恋をしてしまうと思います。 ――10代半ばという若い頃からアンダーグラウンドカルチャーを牽引する存在だったと言われていますが、当時はどのような青年だったのでしょうか? また当時影響を受けたアーティストはいますか? お褒めの言葉有難うございます。10代の頃は何も変わることがなく、身の回りで起こっていることは永遠に続くと思っていました。 どこにでもいるようなティーンエージャーと変わりなく、ただアートやグラフィティを楽しみ、少し手が付けられない状態でした。 コミックブックアーティストのVaughn BodeやR Crumb、Ralph Bakshiが手がけたカートゥーンフィルムが大好きでした。 Subwayのグラフィティやアーティストから多大な影響を受け、このリストは長くなりますがTack Fba DondiやSkemeがすぐに頭に浮かぶアーティストたちです。 ――Todd Jamesさんの絵は色使いがポップでとても自由に描かれている印象ですが、その反面深い批判のメッセージを感じる絵もあります。 絵を描く際、どのような思いを込めているのでしょうか? 通常はただ描き始めて成り行きに任せます。先にアイディア、感情、インスピレーションがある場合もあります。
――今後の予定、展望など教えてください。
アニメ映画作品を作るのに興味があり、アイディアを練っています。 いくつかの絵画作品に取り掛かっており、今回はTit Wizardを発表できて興奮しています! Todd James
1969年、ニューヨーク生まれ。
80年代から-90年代のNYにおけるストリートアートシーンを代表するアーティスト。 10代の半ばよりNYのグラフィティシーンの 一員としてリアス(REAS)のタグネームで知られ、 当時のアンダーグラウンドカルチャーを牽引する 象徴的な存在として、世界中の同世代~若者達に 絶大な影響を与えている。 2000年にダイチ・プロジェクト(NY)で開催された展覧会「ストリート・マーケット」において アートシーンに名声が広まり、その後世界的スター となったバリー・マッギー及びスティーブ・パワーズとともに、壮大なスケールでグラフィティに 溢れるNYの裏路地を再現した本展は、 翌年2001年にベニスビエンナーレの アメリカパビリオンにて発表され、 日本でもパルコミュージアムに巡回するなど、 世界的なセンセーションを巻き起こした。 |
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作成を御担当頂いた南塚様にお話をお伺いしました。
――Todd Jamesさんとはいつから交流があったのでしょうか?今回2度目になる新作個展までの道のりを教えてください。
2007年にKAWSに紹介して貰いNYで会ったのが最初だったと思います。 トッドの最初の個展は、2011年に予定していましたが、震災の影響で延期になり、2012年に東京のNanzukaで開催しました。 実は、昨年2度目の個展を香港のAishoNanzukaで開催しているのですが、その時の反響が非常に良かったので、 間を空けずに今回東京でもすぐ展覧会をしようという流れになりました。 ――今回なぜ3Dに、しかもプラッシュにしようと思ったのでしょうか?また、なぜTIT WIZARDを選んだのでしょうか? 全てトッドのアイデアに基づいています。 最初の個展の後に、何かプロダクトを作ろうという話をして、苦節3年かかりましたが、ようやく実現できました。 ――NANZUKA galleryには多数のアーティストが所属されていますが、所属するにあたり何か共通点などあるのでしょうか? よく聞かれるのですが、自分の好みです。笑 ただ、取り扱いを決める判断材料として、「オリジナリティ」「インターナショナル」「アンチファインアート」「イノセンス」と言ったキーワードは重要視しています。 ――今回の商品についてのこだわりや、NANZUKA galleryで行われた新作個展での感想を教えてください。 トッドの原画の雰囲気を再現できるようにクオリティーコントロールには徹底して拘りました。 生産管理をお願いしたプラスティックアーツに無理を言って7回以上修正を入れて展覧会スタート初日にサンプルが間に合うというスケジュールでしたが、 トッド本人が実物を見た瞬間に大喜びしたのを見て作って良かったと思いました。笑
――今後の予定、展望など教えてください。
次回のトッドの個展では、今年のベニスビエンナーレの関連展示でも行ったドローイングを大量に 飾った箱庭的なインスタレーションを行いたいと思っています。 南塚真史
1978年東京生まれ。
2002年 早稲田大学第一文学部美術史専修卒業。2005年 早稲田大学文学研究科修士課程 美術史専修満期退学。 2005年10月、コンテンポラリーアートギャラリー[NANZUKA UNDERGROUND] を渋谷に開廊。 2011年にギャラリー名称を「NANZUKA」に変更。2013年に香港にAisho Miura Artsと共同でAishoNanzukaを開廊。 田名網敬一、空山基、山口はるみといった戦後日本の美術制度の中で純粋芸術の枠の外側で 埋もれてきた才能を国際的な枠組みの中で 再評価する仕事に努めている。 その一方で、国内外の若手及び中堅作家の育成と紹介を行っており、海外のギャラリーとの ネットワーク構築に努めると共に、 積極的に国際アートフェアにも出展している。 |