プレスリリースTOP -> 2015/7/24 Hajime Sorayama _sexy Robot standing model _A |
|||||
|
|||||
(C) HAJIME SORAYAMA
Hajime Sorayama _ sexy Robot standing model _A |
|||||
[ご応募受付期間] 2015年7月24日(金)00:00〜2015年8月31日(月)23:59 | |||||
作成を御担当頂いた空山様にお話をお伺いしました。
――今回NANZUKAさんとコラボレーションされた理由を教えてください。
NANZUKA&アラン・チャン(香港)プロデュースで、断る理由は無いでしょ! ――なぜsexy Robotを選ばれたのでしょうか? マレーシアのカジノ(VIPルーム用)が元々のクライアントで彼等の指名です。 等身大、1/6はVIPにプレゼント用が別にあります。 世界中から約30作品がVIPルームに厳選展示されてます。30点の中に選ばれちゃった。ケケケケッ(自慢です) ――このsexy Robotが、世界的に人気を集めるきっかけのひとつになったのではと思いますが、 描き始めた当時の気持ちや思い入れなどあれば教えてください。 30年前にサントリー(アサツー水)の仕事が事の始まりですが、私のゾーン・フロー・ブレークの起点でしたね。 ――今回は「原画・総監修」ということでしたが、難しかった点はありますか? ルーティン・ワークでどうと言うことはありませんが、難しかったのは手間と時間と予算の戦いですから。(いつもどおりですが) ――今回の商品についてのこだわりや、立体物になった感想を教えてください。 すばらしい出来です! 来年春ナンズカの個展で1/1の等身大も公開されます。 こちら本邦初公開となります。お楽しみに。
――前回のギロチーナのインタビュー時に今後の予定は伺いましたが、
それ以降に入った予定や展望、メッセージなどあれば教えてください。 8/6(木) ~ 8/16(日)幻獣神話展Ⅱ(Bunkamura Gallery渋谷)に参加。 来年はNANZUKA(セクシーロボット) TOKYO CULTUART BY BEAMS アラン・チャンの画廊(香港)で個展予定。 ALLOY&PEACE展(仮題) (株)平和合金、中村哲也プロデュース、パルコがスパイラル? 寺田克也、中村哲也、田名鋼敬一、江口寿史、鳥山明、奈良美智等々予定作家ですが~~ 実現すると凄すぎ企画が3月頃に控え予定……に参加! 伝統技術の鋳造職人とトップクリエイター達のバトルですねッ。 でもミーハー達にも絶対うけると思います。乞、御期待を。 空山基
イラストレーター。1947年、愛媛県生まれ。
1972年にはフリーのイラストレーターになり、 エロティック&メタリックな質感やメカニカルな 造型で女性を描いたイラストレーションは、 世界的に高く評価されている。 公式サイト www.sorayama.com |
|||||
作成を御担当頂いた南塚様にお話をお伺いしました。
――今回空山さんとコラボレーションされた理由を教えてください。
以前より空山さんの立体作品を、アート作品として制作販売しているのですが、過去の作品は限定3~5体と数が少なく、また高額なため、 多くの空山ファンのニーズにお答えすることができていませんでした。 空山さんも、少しでも多くの人に自分の作品を持ってほしいと以前より言っており、そうした折りに香港の著名デザイナーで空山コレクターでもある アラン・チャンよりマレーシアのクライアント向けのコミッションの話が来ました。 そこで、今回の作品のシリーズの別バージョン(バニーガールのコスチューム仕様)を制作することになったので、この機会にこちらでもeditionとして 販売できる作品を作ろうという企画に至りました。 今回の1/6スケールのシリーズは、100体とロットも多いので、より多くの空山ファンの皆様のもとに空山作品をお届けできればと思います。 ――「製作総指揮」ということでしたが具体的な内容を教えてください。また難しかった点、気をつけた点などありますか? 仰々しい肩書きで恐縮なのですが、、、汗 企画を立てて、空山さんと造形化する作品を決め、作品の制作を工房に発注し、また同時に箱や証明書のデザイン、制作を進め、 空山さんと一緒に作品のクオリティー管理をし、最終的に値段を決めて、リリースするという裏方作業の全般です。 最も重要なことは空山作品として成立させるためのクオリティー管理です。 長年お付き合いのある国内の工房にお願いをしましたので、その点は自信を持ってお届けできるかと思います。 ――大学で美術史を学ぶなど当時既に将来の方向性が見定められているように感じますが、 アートや絵に惹かれるきっかけなどがあったのでしょうか? またきっかけになった作家さんがいたのでしょうか? アートの魔力みたいなものに気が付いたのは、中2の時にロンドンのナショナルギャラリーにあるダビンチの「岩窟の聖母」のデッサンと、 アムステルダムのゴッホ美術館にある「ひまわり」を観た時です。 高校生の時に日本の西洋美術館に来た「バーンズコレクション」を観た時に、美術に関する仕事をしたいと思い、大学で美術史を学ぶことをソフトにイメージしました。 当初は学芸員になりたいと考えていたのですが、在学中に死んだ人の研究をするよりも現在進行形で作品を制作している現役の作家と仕事がしたいと思うようになり、 消去法で唯一の選択肢として残ったのがギャラリーだったのです。 ――渋谷の他に香港にギャラリーをオープンしたり、数多くの海外のギャラリーとも交流が深いと思いますが、NANZUKAさんが考える、 海外と日本のそれぞれのアートに対する違いやこれからこうあってほしいなどあれば教えてください。 アートが重要である理由は、特に多様性という価値を生み出すにあたって、20世紀以降のアートが世の中を動かす原動力となったからです。 そして、そのことの価値に気付いた西洋文化がいち早くそれを学問とビジネスにしました。 そのため、西洋文化圏では、アートの担う役割をそれぞれの社会がきちんと共用し、アーティストの活動をリスペクトしています。 日本の美術を取り巻く環境が非常に偏っている最も大きな理由は、歴史背景の違いは勿論大きな要因なのですが、それよりも教育に原因があると思います。 なぜ、アートが今グローバルという視点でこれほど重要なトピックになっているのかという部分を、教育現場から教えていける環境整備が必須かと思います。 ――今回の商品についてのこだわりや、取り組みについての感想を教えてください。 空山基のSEXY ROBOTという世界観は、メタリックな質感への執着と女性の人体美の追求から生まれました。 今回の作品では、その点をいかに再現できるかがポイントだったのですが、空山本人もそのクオリティーに太鼓判を押していますので、満足しています。 あとは、完売してくれれば言うことなしです。笑
――今後の予定、展望など教えてください。
空山基のシリーズ展開を考えています。できれば年内に同型のゴールドバージョンとブラックメタルバージョン、 来年の春頃に別型をリリースしたいと考えております。 南塚真史
1978年東京生まれ。
2002年 早稲田大学第一文学部美術史専修卒業。2005年 早稲田大学文学研究科修士課程 美術史専修満期退学。 2005年10月、コンテンポラリーアートギャラリー[NANZUKA UNDERGROUND] を渋谷に開廊。 2011年にギャラリー名称を「NANZUKA」に変更。2013年に香港にAisho Miura Artsと共同でAishoNanzukaを開廊。 田名網敬一、空山基、山口はるみといった戦後日本の美術制度の中で純粋芸術の枠の外側で 埋もれてきた才能を国際的な枠組みの中で 再評価する仕事に努めている。 その一方で、国内外の若手及び中堅作家の育成と紹介を行っており、海外のギャラリーとの ネットワーク構築に努めると共に、 積極的に国際アートフェアにも出展している。 |