プレスリリースTOP -> 2014/10/24 VINCENT VS. LIQUID "THE MAGUMA" |
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[ご応募受付期間] 2014年10月24日(金)00:00〜11月10日(月)23:59 | |||||
VINCENT VS. LIQUID "THE MAGUMA"を制作された大久保様にお話をお伺いしました。
――INSTINCTOYの歴史とオリジナルトイを作り始めたきっかけ
学生時代より、将来は美術関係の職に就きたいと考え、幼少期から絵を学び、デザインを専攻しておりました。90年代後半から発祥したストリートフィギュアブームに魅了され、 玩具をコレクトしていく中で、特に『アート・トイ』と呼ばれる分野の作品に大変興味を惹かれる中、僕自身の人生において最も衝撃を与えられたのが、 メディコム・トイさんが2001年にリリースされたBE@RBRICK SERIES1でした。アルバイト先の本屋での休憩時間に何気なく手に取った玩具雑誌に掲載された、その広告写真は、 今でも目に焼き付き鮮明に覚えている程です。 これをきっかけに、玩具というフィルターを通して、自身が想い描く最も自分自身が欲しいと思える作品をデザイン・制作し、世界に発信して行きたいという欲求が沸き上がりました。 そこで21歳の時に起業を決意します。当然、店舗を持つ資金等あるはずも無く、スタートはインターネットSHOPという形態でした。 自分自身が欲しいと思える玩具の取扱いを中心に約4年間、市場のマーケティング調査を踏まえ営業活動を行います。1日8時間以上制作に費やす程濃密な玩具紹介BLOGを 丸3年1日も休む事無く更新を続ける等し、自身の趣味思考にあったお客様を徹底的に集客致しました。 こうして築き上げた玩具販売における営業基盤をもとに、2005年にINSTINCTOYを立ち上げます。これまでの玩具販売店のみの形態から脱却すべく、2006年より香港・中国に渡り 工場探しを開始しオリジナルフィギュア製造に向けて本格的に活動を開始します。言葉の壁や、文化の違い等で苦労するものの、完璧なまでに想い描きデッサンを重ねた オリジナルキャラクターを何としても商品化するというバイタリティーで全てを乗り切り、約2年もの時間を費やし、ようやく一つの作品を完成させます。 そして2008年の3月に初のオリジナルキャラクター『inc(インク)』を発売。 玩具紹介BLOGとして日々更新を重ねる記事の中に挟み込む形で、オリジナル玩具の制作報告から、成功も失敗も全てを公開する事で読者様からの多くの支持と応援を頂けました事で、 制作開始当初は50体限定を10バリエーション何とか売切る事を目標にしていた作品でしたが、1stカラーのみで260体が完売するご好評を頂く事が出来、その後も2014年現在に至るまで 19カラーものカラーバリエーションをリリースさせて頂き、延べ2,000体以上を販売させて頂く事が出来ました。 玩具制作開始以降、現在に至るまでにincのみならず、大小・様々なキャラクターをデザインし、製造・販売させて頂いております。2010年12月には、起業当時からの目標でもありました、 インターネットSHOPという販売形態から脱却し、拠点を東京から滋賀県に移すと共に、自身でデザインを手掛けた完全独立型の実店舗をOPENする等、玩具販売全般において勢力的に 活動を続けております。 ――VINCENT誕生秘話 21歳で起業を決意し、29歳までに実店舗を建設するに至るまでの9年間、玩具販売における営業基盤の確立、自社ブランドの立ち上げからオリジナル商品のデザイン・製造・販売、 そしてこの業界に進出する事になった一番の起爆剤であるBE@RBRICKも、店舗OPEN記念商品としてオリジナルデザインのBE@RBRICKをリリースさせて頂ける等、 20代で描いていた目標の多くを達成する事が出来ました。 お恥ずかしながら、その達成感からか若干"燃え尽き症候群"の様な状態になってしまい、最新作を生み出すという制作意欲を失います。 毎年必ず出展をしておりました台湾で開催される玩具イベントにもその年は参加せず、incのカラーバリエーションで繋ぐだけの制作活動が続きましたが、台湾にいる大親友であり、 僕の全ての作品を完全コンプリートし、常に応援し続けてくれている友人からの熱烈な誘いで、2012年の台北トイフェスティバルに参加する事になりました。 2年以上間隔を空けてしまった海外イベントと言う事もあり、お客様の反応は冷ややかである事は覚悟の上参加を果たしましたが、予想とは真逆の状態でした。 ブースには沢山のファンの方に来て頂け、これまでに作った作品を持参しサインを求めて頂ける方や、incの絵を描いて持って来てくれる方、言葉の壁はあるものの、 当店の参加を待望んでいたと熱心に伝えようとしてくれるお客様等、驚く程のご反響を頂け不思議に思っていました。 異国の地である台湾に、どうしてこれほどまでにお客様が増えているのかという疑問の答えは、イベント参加を誘ってくれた友人にありました。 彼は本当に僕の作品を心から気に入ってくれ、多くの知人に商品を紹介し、熱心に宣伝活動を続けてくれ、2012年の当店イベント参加を多くの方に宣伝頂き集客してくれたのが 原因だったと解りました。 その時、彼が他に魅了されていたのが"怪獣フィギュア"でした。僕は、言葉の通じない彼に、何としても感謝の気持ちを伝えたいと考え、また、同時に沸き上がる制作意欲から、 彼に喜んで貰う為だけに作品を作ってみようと考え制作した作品が『Vincent(ビンセント)』です。その彼のニックネームが『Vincent(ビンセント)』なんです。 そんな経緯があり、この作品の商品パッケージを凝りに凝った理由は、大切な友人への贈り物だったからなんです。
――C.J.MART限定「VINCENT VS. LIQUID "THE MAGUMA"」についてのコメント
燃えたぎる溶岩をイメージしたカラーです。僕の作品は、謎の生命体が侵蝕したというストーリー設定がいつも根底にあります。VINCENTは、侵蝕モンスター『LIQUID(リキッド)』が複数、VINCENTの体内に侵蝕を目論み侵入するも、 侵蝕に耐える体内大決戦を描いた作品となります。 ソフビフィギュアの中では非常にボリュームのある大きな作品なので、 大きなエネルギーを感じる液体=マグマという イメージから連想し、今回のカラーを考案しました。 INSTINCTOY運営会社 (株)大久保
専務取締役 大久保 博人 |